ミャンマー語ニュース翻訳ブログ

2021年2月1日のクーデタにより軍政支配が再び始まったミャンマーについて、現地語ニュースやSNSなどでの投稿を日本語で紹介していきます。現地の人たちや現地メディアが何をどう伝えているのか、少しでも多くの人に伝わることを願っています。(ブログ管理者はミャンマーの歴史・マイノリティの人びとについて大学で教えたり研究したりしています。)

ニュース翻訳記事

ミャンマー国軍がCRPHを違法団体として指定

2021.3.22 連邦議会代表委員会(CRPH)のメンバー、同委員会が組織した団体およびそれらの団体と関係を持つ者は、国家の法の支配と安寧を妨害し危機にさらしていると、軍評議会議長が捉えているため、CRPHを違法団体として発表した。 軍評議会の内務大臣ソー…

軍評議会・外務省がCDMに参加する職員56名を解雇

2021.3.22. 軍評議会側である外務省が、CDMに参加する56名の職員を解雇する通知2通を発表した。 この通知は、局長補佐二名、部長クラス17名、課長クラス24名を、公務員規定200条9項により職員から解雇すると3月18日に一度発表した。 その他、部局書記5名、上…

カチン州にて国軍とKIAが交戦、武器弾薬を押収

[2021.3.18] カチン州パーカンにて、3月18日午前2時に、国軍の駐屯地3か所にKIAが押し入り、武器弾薬を制圧したことがわかった。 KIAの第5旅団5大隊が、本日午前2時にセインロンモーにある国軍駐屯地一か所と、サインタウンにある駐屯地に押し入り交戦後に制…

KNU第一旅団と国軍の間で衝突

[2021.3.9] カレン民族同盟(KNU)統治地域のタトン県(第一旅団)にて、国軍とKNUの軍事部門KNLAの間で3月9日に銃撃戦が発生したことがわかった。 国軍側がKNLA第一旅団に発砲したことで衝突が起きたと、KNUタトン県議長パドゥーソーソーミンが述べた。 「…

ミャンマー全土、インターネット・wifi通信遮断

[2021.3.17] ミャンマー国内では、インターネット・wifi通信を3月18日から遮断するという通知があったことが、ネット通信会社から明らかになった。 何日間停止するのかという点について、詳細にはわかっていないが、3月末までとなる可能性があるというとい…

マンダレー・セインバン地区で20名以上死亡

[2021.3.15] マンダレーのセインバン地区での座り込みデモで、襲撃を受けて被弾しなくなった24歳の男性(ミョータンソーさん)を含み、20名以上が死亡した。 3月13日から、セインバン地区で何千人もの市民らが座り込みデモを行っているなか、軍評議会の武装…

フラインターヤー、シュエピーターで戒厳令発令

[2021.3.14.] ヤンゴン管区フラインターヤー地区とシュエピーター地区に対し、3月14日から戒厳令を発令すると軍評議会当局のメディア「ミャワディ」が発表した。 両地区ではデモ隊を本日午後に襲撃し、フラインターヤーでは22名ほど、シュエピーターでは9名…

ミャンマー、タームエ地区軍政抗議デモの状況

[2021.3.14.] 国軍によるクーデタ発生から42日目の、3月14日、軍政抗議デモは継続している。 軍政(警察と国軍)による抑圧・拘束・殺害によって、命を奪われた人びとは100名近くに達した。 本日も各地区で銃撃・弾圧がみられるが、タームエ地区チャイッカサ…

米中会談時に、ミャンマー問題も協議されるか

[2021.3.11] アメリカと中国の閣僚が、来週会合を予定している。3月18日(木)にアラスカ州のアンカレッジにて会合する。 アメリカ側からは、アントニー・ブリンケン国務長官とジェイク・サリバン国家安全保障担当大統領補佐官が参加する。 中国側からは、楊…

ササ医師をCRPHのミャンマー国連特別大使に任命[BBC Burmeseより]

2021.2.22. 連邦議会代表委員会(CRPH)の国際連合に関連する業務を行う委員会の代表として、国連特別大使としてサーサー医師を任命すると、CRPHから発表があった。 サーサー医師は、チン州の開発事業を行ってきたため知名度の高い人物であり、2020年総選挙…

ミャンマー教育省からの職場復帰の通達を拒否、教育省職員らはCDM継続

2021.2.23. 職員に職場復帰するよう教育省側から通達があったが、職務ボイコット(CDM)を継続すると教育省職員らが述べた。 この通達は合法的でなく脅迫であると、大学教員代表委員会規則の起草に関わったアーカーモートゥ博士は説明する。 「高等教育の…

ミャンマー全土、反・軍クーデタ「22222」ゼネスト(パテイン市)

2021.2.22. 軍が政権奪取して以来19日めとなるパテイン市民によるデモは、パテイン市全体と各地方からのデモ参加者が総勢7万人を超え、カンナー通り(沿岸通り)を行進した。 2021年2月22日は「2222」ゼネスト(の日)と定められたことをうけ、デモ隊の人数…

2月22日からシティマート、ガモンプウィンなどスーパー休業と発表[BBC Burmeseより]

2021.2.21 「2」の数字が五つ揃う明日(2月22日)に全ての商業活動を休業しデモに参加するようSNSで呼びかけられているとおり、シティマート、ガモンプウィンなどのスーパーも22日に全ての支店を休業すると発表があった。 国軍がクーデターを起こしてか…

ミャンマー警察・軍がデモ隊に発砲し、2名死亡

アメリカ大使館が、マンダレーでデモ隊参加者を死なせた発砲は極めて遺憾であり、国軍として、ミャンマー国民に対する暴力を停止しなければならないと同日(2月20日)夜に発表した。 警察の発砲により、ネーピードーでミャトウェトウェカインが死亡し、その…

2月17日スーレーパゴダ周辺での大規模デモ[Myanmar Nowからの転載写真]

2月17日、ヤンゴン市で国民が軍政への抗議活動として、1万人近くが参加するかたちで、デモ抗議を行いました。 (掲載された写真を何枚か転載します。写真は全てヤンゴン・ダウンタウンの中心スーレーパゴダ近くのものです。大勢のデモ参加者で大通りと交差点…

クーデタ抗議デモに、僧侶も参加[7 Day News記事より]

2021.2.16 国軍のクーデタへの抗議11日目となるヤンゴンでのデモのなかで、サフラン革命に参加した僧侶らが軍政への抗議活動を開始した。 2月16日、シュエゴンダイン地区のガータッヂー僧院前で、30名ほどの僧侶が仏旗を掲げ、随行者50名とともにガータッヂ…

軍政、国家反逆罪・名誉毀損罪の条項改正[エーヤーワディ記事より]

2021.2.16 刑法の国家反逆罪および国家に対する名誉毀損罪に関する条項を改正すると、軍政および国家行政評議会議長ミンアウンフライン国軍最高司令官が情報局経由で発表した。 国家反逆罪・名誉毀損罪の条項である第121条、505条に含まれる条項を改正すると…

パテイン学生団体、公務員にCDM運動に加わるよう求める(Mizzima in BurmeseのFacebook記事より)

2021.2.15. パテインの諸大学連合の学生団体らと若者が集まり、CDM運動への参加率が低い官公庁前で、「若者が表に出ている、あなたたちは出社するのか。出社せず家にいろ、権力者を根絶しろ、今も出社していることを恥じないのか。権力者を確実につまみだす…