クーデタ抗議デモに、僧侶も参加[7 Day News記事より]
2021.2.16
国軍のクーデタへの抗議11日目となるヤンゴンでのデモのなかで、サフラン革命に参加した僧侶らが軍政への抗議活動を開始した。
2月16日、シュエゴンダイン地区のガータッヂー僧院前で、30名ほどの僧侶が仏旗を掲げ、随行者50名とともにガータッヂー僧院前からカンドーヂー通りの国際連盟事務所前までデモ行進した。
「仏僧らの教えを堅持するための4つの基本的な布施を支える信者たちが、軍政下で苦難に直面している。信者たちが貧困から自由であるために僧団も参加する必要があるので、このように参加した」とサフラン革命を率いたサンダーティリ僧侶が発した。
さらに、国民が現在投じている戦いは長期化する可能性があり、僧団、国民、その他だれであれ、国軍の大黒柱を壊そうとする者を軍は抑圧するであろうから、(それを拒絶するための)毅然とした戦いに参加するのだとサンダーティリ僧侶が宣べた。
「軍政システムに対する毅然とした恐れ知らずの戦いに参加するようお願いしたい。この戦いは我々の(なかの)死者たちの戦いだ。いかなる方法であっても戦わなければならないと仏僧からお願いする」とサンダーティリ僧侶が述べた。
サフラン革命の僧侶らが率いたデモ行進では、慈悲の詠唱、軍政の追放、2008年憲法の廃止、逮捕された指導者たちの即時解放などの声明が叫ばれ、国連事務所まで行進した。
このデモ行進を路上や建物から目撃した国民は拍手で賛同し、両手で拝みながら歓声を送る様子が見られた。
サフラン革命の僧侶たちを率いた高僧たちは2月17日にも再び抗議デモを行う予定である。
本日、ヤンゴンでの抗議デモへの参加者は各地区では減少しつつあるものの、在ミャンマー国連オフィスと各国大使館前では、引き続きデモ隊による要求が行われている。
その他、ミャンマー経済銀行の各支店前ではCDM運動に公務員が参加するようにと要求が引き続き行われた。 ミェニゴンとフレーダン交差点においても、今日も多くのデモ参加者が見られた。
元記事はこちら↓