ミャンマー語ニュース翻訳ブログ

2021年2月1日のクーデタにより軍政支配が再び始まったミャンマーについて、現地語ニュースやSNSなどでの投稿を日本語で紹介していきます。現地の人たちや現地メディアが何をどう伝えているのか、少しでも多くの人に伝わることを願っています。(ブログ管理者はミャンマーの歴史・マイノリティの人びとについて大学で教えたり研究したりしています。)

市民運動(CDM・CRPHなど)

CDMに参加する公務員を住居から追い出すよう、国軍圧力

2021.6.14. エーヤーワディ管区保健局は、CDMに参加している職員らを公務員用住居区から追い出すようにと国軍から圧力があったとして、6月12日から住居区から追い出しを始めていると保健局職員らが述べた。 「(通達には)管区保健局局長の署名がしてあり、C…

通学しないよう生徒を扇動したとして、ミャンマー小学校教師拘束

2021.5.30. 市民不服従運動(CDM)に一度参加したあとに不参加を表明したヤンゴン管区ティンガンジュン郡の中学校教師ボーボーテインタン氏を、国軍が5月30日に拘束した。 小学校教員デモ委員会メンバーのピョーウェーアウンが、次のように説明した。 「この…

マンダレーの僧侶らが、NUGを支援し早期解決を祈る

2021.4.22. 不当に逮捕された人びとの即時釈放、フェデラル民主主義の勝利、そして国民主権と一刻も早くミャンマーに平和が訪れるようにと、マンダレーの僧団協会の大僧正たちが4月22日に、(NUGを支援する写真を公開し)祈祷を行った。 [Khit Thit Mediaよ…

国民統一政府閣僚を、国家反逆罪で国軍が起訴

2021.4.22.4月19日に樹立した国民統一政府(NUG)と連邦議会代表委員会(CRPH)の一部のメンバーに対し、国家反逆罪にあたる刑法122条および違法結社法第17条第1項に係るとして起訴したと、22日夜の国営放送で発表された。国民統一政府を率いるドゥーワーラ…

カレン勢力、国民統一政府への支持を表明

2021.4.17. [昨日CRPHにより樹立された国民統一政府に対し、続々と少数民族勢力が賛同と支持を表明しています。] 連邦議会代表委員会(CRPH)による4月16日に樹立した国民統一政府を歓迎し支持すると、KNUconcerned groupが4月17日付で発表した。 CRPHが公表…

CRPH、暫定国民統一政府を発足(1)

2021.4.16. 暫定国民統一政府の閣僚メンバーの名簿を、ダジャン3日目・大晦日である4月16日に、連邦議会代表委員会(CRPH)が発表した。 臨時の総理大臣としてマンウィンカインタン氏を任命し、閣僚にはNLDの主導者であるアウンサンスーチー氏とウィンミン氏…

CRPH、大手国際法律事務所と共にミャンマー国軍を起訴へ

2021.4.8. 暴力を繰り返す軍評議会による国民への発砲回数が27万回を超えたとして、連邦代表委員会(CRPH)は国際法律事務所との連携を図っている。 CRPHは、国際法律事務所の Volterra Fiettaの弁護士団体と連携を取っており、4月7日には、「​ミャンマーに…

ミャンマーのカレー・タムーにて、市民警備軍結成

2021.4.5. ザガイン管区カレーおよびタムーにおいて、地元住民を核とした市民警護隊が、在地民の若年層らによって組織されたことがわかった。 軍評議会のクーデタを不服とした多くの町・地域でデモが行われており、軍評議会による銃撃・抑圧によって死亡・負…

「必要な人は持っていけ、余りがあるなら寄付を」運動がカチン州で連日展開

2021.4.4. カチン州モーガウンで、「必要な人は持っていけ、余りがあるなら寄付を」という寄付運動がシュエリャー市場で毎日行われている。今日(4月4日)には、午後3時には近隣のナウンカインドオー地区ピョーリン区で寄付が始まった。 寄付された品物は、…

3月24日、ミャンマー各地で無人サイレントデモ

2021.3.24. [3月24日は、ミャンマー全国で無人サイレントデモが決行されています。 無人サイレントデモとは、連日の国軍の国民への不当な暴力・殺害・逮捕に抗議するべく、一歩も外出せずに一日中自宅で過ごし、町を無人化することで、軍政反対の意志を示そ…

ミャンマー国軍がCRPHを違法団体として指定

2021.3.22 連邦議会代表委員会(CRPH)のメンバー、同委員会が組織した団体およびそれらの団体と関係を持つ者は、国家の法の支配と安寧を妨害し危機にさらしていると、軍評議会議長が捉えているため、CRPHを違法団体として発表した。 軍評議会の内務大臣ソー…

軍評議会・外務省がCDMに参加する職員56名を解雇

2021.3.22. 軍評議会側である外務省が、CDMに参加する56名の職員を解雇する通知2通を発表した。 この通知は、局長補佐二名、部長クラス17名、課長クラス24名を、公務員規定200条9項により職員から解雇すると3月18日に一度発表した。 その他、部局書記5名、上…

ミャンマー、タームエ地区軍政抗議デモの状況

[2021.3.14.] 国軍によるクーデタ発生から42日目の、3月14日、軍政抗議デモは継続している。 軍政(警察と国軍)による抑圧・拘束・殺害によって、命を奪われた人びとは100名近くに達した。 本日も各地区で銃撃・弾圧がみられるが、タームエ地区チャイッカサ…

ササ医師をCRPHのミャンマー国連特別大使に任命[BBC Burmeseより]

2021.2.22. 連邦議会代表委員会(CRPH)の国際連合に関連する業務を行う委員会の代表として、国連特別大使としてサーサー医師を任命すると、CRPHから発表があった。 サーサー医師は、チン州の開発事業を行ってきたため知名度の高い人物であり、2020年総選挙…

ミャンマー教育省からの職場復帰の通達を拒否、教育省職員らはCDM継続

2021.2.23. 職員に職場復帰するよう教育省側から通達があったが、職務ボイコット(CDM)を継続すると教育省職員らが述べた。 この通達は合法的でなく脅迫であると、大学教員代表委員会規則の起草に関わったアーカーモートゥ博士は説明する。 「高等教育の…

ミャンマー全土、反・軍クーデタ「22222」ゼネスト(パテイン市)

2021.2.22. 軍が政権奪取して以来19日めとなるパテイン市民によるデモは、パテイン市全体と各地方からのデモ参加者が総勢7万人を超え、カンナー通り(沿岸通り)を行進した。 2021年2月22日は「2222」ゼネスト(の日)と定められたことをうけ、デモ隊の人数…

民間銀行の多くが閉鎖[BBC Burmeseより]

2021.2.15. ヤンゴンにおいて、本日2月15日朝から多くの民間銀行が閉鎖されたことがわかった。民間銀行前のATMで警備をする銀行職員は、各銀行支店は休業しており、国民はATMからのみ預金引き出しができるようにしてあると述べた。 多くの銀行では、先週から…