ミャンマー語ニュース翻訳ブログ

2021年2月1日のクーデタにより軍政支配が再び始まったミャンマーについて、現地語ニュースやSNSなどでの投稿を日本語で紹介していきます。現地の人たちや現地メディアが何をどう伝えているのか、少しでも多くの人に伝わることを願っています。(ブログ管理者はミャンマーの歴史・マイノリティの人びとについて大学で教えたり研究したりしています。)

CRPH、暫定国民統一政府を発足(1)

2021.4.16.

 

暫定国民統一政府の閣僚メンバーの名簿を、ダジャン3日目・大晦日である4月16日に、連邦議会代表委員会(CRPH)が発表した。

臨時の総理大臣としてマンウィンカインタン氏を任命し、閣僚にはNLDの主導者であるアウンサンスーチー氏とウィンミン氏を、国家特別顧問と大統領にそれぞれ再任命した。

 

副大統領には、カチン民族のドゥーワーラシーラ氏が選ばれ、外務大臣はズィンマーアウン氏、内務大臣および移民管理局長にはルウィンコラッ氏、防衛局長にはイーモンマウンティンティッ氏を任命した。連邦大臣には、ウィンモウンサーカウン博士、国際連携担当大臣にはササ博士、女性・若年層・子供担当大臣はノースーザンナフラーフラーソーらが選出された。

教育省と保健局はゾーウェーソ博士が担当する。ミャッエー博士は人権保障と災害管理担当大臣、ティントゥンナイン氏が財務投資担当大臣を務める。

 

CRPHと少数民族武装勢力らの合意を経て組織された暫定国民統一政府は、連邦制民主主義の誓約書を含むロードマップを段階ごとに実行していくと発表した。

NLD政府の第一期が終了した3月31日に、CRPHは少数民族武装勢力少数民族政党と連携し、会合を何度も開催していた。その語、暫定国民統一政府をダジャンの大晦日(4月16日)に発足させたのである。 

同暫定政府への支援を、1988年の学生運動リーダーであるミンコーナイン氏も発表した。「一丸となって支援していく必要がある」と同氏は語った。

ミンコーナイン氏は、国家統一政府の顧問評議会の代表として発表したと述べえている。

国軍の暴力・抑圧によって、4月16日までに726名が死亡しており、拘束された者は3151名に上ると、市民団体である政治犯支援監視団体(AAPP)が発表している。

 

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