ミャンマー語ニュース翻訳ブログ

2021年2月1日のクーデタにより軍政支配が再び始まったミャンマーについて、現地語ニュースやSNSなどでの投稿を日本語で紹介していきます。現地の人たちや現地メディアが何をどう伝えているのか、少しでも多くの人に伝わることを願っています。(ブログ管理者はミャンマーの歴史・マイノリティの人びとについて大学で教えたり研究したりしています。)

モービェ付近で戦闘、市民数名を国軍が拘束

 2021.6.5.

カヤー州とシャン州の国境に近いモービェにて、モービェ・国民防衛軍(MPDF)と国軍との間で6月4日から発生した鉄道線路沿いでの戦闘で、市民が拘束されたと住民の証言からわかった。

 

規定されている領域を超えた国軍が、線路近くで6月4日の夜から数時間にわたって戦闘を行い、その後国軍は後退したとMPDFが声明を発表した。

国軍は一度撤退したあと、街中にあるモービェ僧院で袈裟奉納の儀式を行う予定で(町に)残っていた住民や避難民を拘束したことが判明した。

 

「私たちが町なかで暮らす場所に鉄道の線路がある。その先ではPDFが活動している。その場所の近くまで国軍が向かっていった。人びとが抵抗したので後退した。後退しながら、(市民を)捕まえていった。」と地域住民は話した。

 

現在拘束された人びとのうち、高齢者の男性一名が解放されている。

国軍が攻撃をしかけた際に拘束されたのは、未成年の子供一名とCDMを行っている教師2名の合計3名が拘束されたことも拘束者の友人である住民が証言した。

 

ここ2週間ほどで国民防衛軍のメンバーがモービェにやってきて戦闘を始めており、国軍が重火器も導入して反撃していた。それ以来、モービェの町中のほとんどの地区で国民らが避難を始めており、付近の村へ逃げ隠れている。

 ဒေသခံတွေ ထွက်ပြေးတိမ်းရှောင်နေရ

f:id:hlayamin:20210606173424p:plain

[避難民化する村人 BBC Burmese記事より転載]


 

元記事はこちら↓

https://www.bbc.com/burmese/live/burma-57242648?ns_mchannel=social&ns_source=twitter&ns_campaign=bbc_live&ns_linkname=60bb07424b922602de53bb24%26%E1%80%99%E1%80%AD%E1%80%AF%E1%80%B8%E1%80%97%E1%80%BC%E1%80%B2%20%E1%80%9B%E1%80%91%E1%80%AC%E1%80%B8%E1%80%9C%E1%80%99%E1%80%BA%E1%80%B8%E1%80%90%E1%80%AD%E1%80%AF%E1%80%80%E1%80%BA%E1%80%95%E1%80%BD%E1%80%B2%E1%80%A1%E1%80%95%E1%80%BC%E1%80%AE%E1%80%B8%20%E1%80%A1%E1%80%9B%E1%80%95%E1%80%BA%E1%80%9E%E1%80%AC%E1%80%B8%E1%80%90%E1%80%81%E1%80%BB%E1%80%AD%E1%80%AF%E1%80%B7%E1%80%80%E1%80%AD%E1%80%AF%20%E1%80%85%E1%80%85%E1%80%BA%E1%80%80%E1%80%B1%E1%80%AC%E1%80%84%E1%80%BA%E1%80%85%E1%80%AE%E1%80%90%E1%80%95%E1%80%BA%E1%80%96%E1%80%BD%E1%80%B2%E1%80%B7%E1%80%9D%E1%80%84%E1%80%BA%E1%80%90%E1%80%BD%E1%80%B1%20%E1%80%96%E1%80%99%E1%80%BA%E1%80%B8%E1%80%9E%E1%80%BD%E1%80%AC%E1%80%B8%262021-06-05T05%3A56%3A51.348Z&ns_fee=0&pinned_post_locator=urn:asset:cce673cb-c0ee-44b8-9b21-571fae641383&pinned_post_asset_id=60bb07424b922602de53bb24&pinned_post_type=share