モービェ付近で戦闘、市民数名を国軍が拘束
2021.6.5.
カヤー州とシャン州の国境に近いモービェにて、モービェ・国民防衛軍(MPDF)と国軍との間で6月4日から発生した鉄道線路沿いでの戦闘で、市民が拘束されたと住民の証言からわかった。
規定されている領域を超えた国軍が、線路近くで6月4日の夜から数時間にわたって戦闘を行い、その後国軍は後退したとMPDFが声明を発表した。
国軍は一度撤退したあと、街中にあるモービェ僧院で袈裟奉納の儀式を行う予定で(町に)残っていた住民や避難民を拘束したことが判明した。
「私たちが町なかで暮らす場所に鉄道の線路がある。その先ではPDFが活動している。その場所の近くまで国軍が向かっていった。人びとが抵抗したので後退した。後退しながら、(市民を)捕まえていった。」と地域住民は話した。
現在拘束された人びとのうち、高齢者の男性一名が解放されている。
国軍が攻撃をしかけた際に拘束されたのは、未成年の子供一名とCDMを行っている教師2名の合計3名が拘束されたことも拘束者の友人である住民が証言した。
ここ2週間ほどで国民防衛軍のメンバーがモービェにやってきて戦闘を始めており、国軍が重火器も導入して反撃していた。それ以来、モービェの町中のほとんどの地区で国民らが避難を始めており、付近の村へ逃げ隠れている。
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