ミャンマー語ニュース翻訳ブログ

2021年2月1日のクーデタにより軍政支配が再び始まったミャンマーについて、現地語ニュースやSNSなどでの投稿を日本語で紹介していきます。現地の人たちや現地メディアが何をどう伝えているのか、少しでも多くの人に伝わることを願っています。(ブログ管理者はミャンマーの歴史・マイノリティの人びとについて大学で教えたり研究したりしています。)

戦闘により6名死亡、チンランド国民防衛軍(CDF)が発表

 
ミンダッにて、国軍と地域国防軍の間で生じた戦闘によって、戦闘の中で6名が死亡し、ミンダッ国民防衛軍が5月16日に発表した。
ミンダッでは、昨日の5月15日に国軍が町を包囲し陸・空両面から突撃したため、戦況は緊迫していた。昨晩12時以降銃撃は起きていなかったものの、小火器での発砲は16日朝まで聞こえていたと、住民が証言した。
 
「今朝食材を買いに出かけたところ、発砲の音が聞こえていて、食べ物を買いに来る人はあまりいなかった。店に行くときは2人で行っが銃声が聞こえたので、逃げ帰ったので野菜も買わなかったのだ。他の家では、外には出るな、出ると撃たれるというようなことを言っていると、知り合いが電話で話していた」と町内の状況を住民が話した。
 
ミンダッでは、国軍がヘリコプターを使用し爆弾を投下したことにより家屋内にいた市民が負傷し、一部の建物も損壊した。
デモのプラカードを掲げた者たちを国軍兵士が拘束したことをうけて、彼らの解放を求めて住民と国軍の間で交渉がなされていたが、結実しなかったため国民防衛軍と国軍の間で戦闘が数週間に渡って激化していた。
 
その一方で、国軍はミンダッを5月13日に戒厳令を出した後、ヘリコプターを使って兵士を送りこんだ。
国軍側は、ミンダッの治安のためにマトゥビー町から進行した兵士らが、マトゥビー・ミンダッ間の道路から35マイルの地点で、またミンダッの西部から200メートルのあたりで続けて攻撃をうけたこと、5月13日にはオートバイ一台が焼失し、一部の兵が死亡・損傷したことを、国営新聞で発表していた。
その他、ミンダッでの戒厳令発出の後、5月14日には同地域に侵入した兵士が攻撃を受けたとして、オートバイ6台が焼失、兵士の負傷・行方不明となったとも発表しているが、具体的な人数は公表していない。
 
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