ミャンマー語ニュース翻訳ブログ

2021年2月1日のクーデタにより軍政支配が再び始まったミャンマーについて、現地語ニュースやSNSなどでの投稿を日本語で紹介していきます。現地の人たちや現地メディアが何をどう伝えているのか、少しでも多くの人に伝わることを願っています。(ブログ管理者はミャンマーの歴史・マイノリティの人びとについて大学で教えたり研究したりしています。)

ミャンマー・シャン州、ナムトゥ村民3名をRCSSが拘束

 
2021.4.11.
 
昨日4月10日夜8時ごろ、シャン州北部のナムトゥ町のイェーオー村の村長およびその息子2名を、シャン州復興評議会/シャン州軍(RCSS/SSA)が拘束したことがわかった。
村長のチャーヨウン氏と、19歳と17歳の息子2名の合計3名を自宅から引きずり出し、拘束したと住民が証言した。
「夜8時くらいに、RCSSが彼らの家に押し入って拘束した。なぜ拘束されたのかはわからない」
 
イェーオー村では小火器による発砲が3日間続いていたと、同住民は語る。
4月11日午前9時の時点では、上記3名は未だ解放されておらず、どこに拘束されているのかもわかっていない。
 
 
同様に、3月28日には、パンロン村域に位置するマンサー村の住民2名をRCSS軍が拘束しており、未だ解放されておらず、家族への連絡も入っていないとのことである。
村民の逮捕について、RCSSのスポークスマンであるサインアムケー大尉、サインカムサンタン少佐へ連絡を試みたが、つながらなかった。
 
パンロンとチャウンサー村周辺の地域では、SSPPおよびTNLAの合同部隊とRCSSの間で戦闘が激化しており、武力衝突も生じている。これにより、地域住民2000名近くが避難している。
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