国軍記念日式典への出席は不透明とカレン勢力側が釈明
2021.3.24.
3月27日に開催予定の国軍記念日式典に参加するかどうか確かではないと、カレン武装勢力である民主カレン慈善軍(DKBA)とカレン平和評議会(KNU/KNLA-PC)らの担当者が証言した。
全国停戦和平協定(NCA)に調印した2つのカレン勢力を含む4つの少数民族団体が、国軍記念日の式典に出席するという報道について、当該団体の担当者が、KICの質問に対し以下のように答えた。
DKBAのスポークスマンであるソームーコ准将は「これは噂にすぎない。国軍幹部から我々のCECへの対談はない。彼らが言っているだけだ。国軍は悪漢になり下がり人びとを殺害しているので、我々は出席を確約するつもりはない。出席する場合、個人としてするものだ。団体・組織として出席することはない。招待されれば行くということでもない。状況を我々も注視する必要がある。出席した場合、国民からの我々への印象は良いものではないだろう」と述べた。
3月27日に開催される国軍記念日式典には、DKBAとKNLA-PCの他、NCAに調印したモン州新政党(NMSP)とアラカン解放軍(ALP)らが出席するという報道が拡散している。
KNLA-PCの書記長ソーチョーニュン准将も、「渉外部の担当者は、式典への参加リストを提出したと聞いた。提出してリストについて、決断を下したことは何もない。我々(KNLA-PCの上層部)を重視していないということであり欠点の一つであるので、このことは大きな教訓になった。我々の理解では、下級のリーダーたちが少々しゃべりすぎたようだ。中央レベルとして出席することはない。」と説明した。
しかし、KNU、シャン州復興評議会/シャン州軍(RCSS/SSA)、パオ民族解放連盟(PNLO)らを含む協定に調印した少数民族武装勢力の大半は、上記の記念式典への不参加であることがわかっている。
10の少数民族武装勢力は、国軍のクーデタに反対し、軍評議会との政治会合を中止すると2月20日に公式に発表している。
その他、拘束された政治指導者たちを例外なく解放するよう要求し、軍評議会の武装部隊による反軍政デモのデモ隊に対する暴力・逮捕・銃撃について、強く批判すると、少数民族武装勢力は明らかにしている。
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